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高校時代。青く、まばゆく、夢いっぱいのはずの時代。
その高校の同期会が、先日あったのです。
同期会は毎年やっているのですが、私が出席したのは、たぶん8年ぶりぐらい。
そこで懐かしき同級生たちに会い、言われたことは。
「いや~、○○さん(私の本名)って、ホントよく寝てたよね~」
そう。私は今から約ン十年前の高校時代、授業中、ほとんど寝ていたんデス。
まず朝。
私たちの高校はキリスト教系(女子校)だったので、礼拝があったんです。
これが眠いんだなぁ・・・。
しかも、週に一回「沈黙の礼拝」、なんていうのがあるんですよ。
これって「寝なさい」ってことでしょ?
そして礼拝があるってことは、その分、普通の学校より早く行かなくてはならない。
うちからは学校まで45分位はかかったから、すなわち早起きして学校へ来ている。
これも「寝なさい」ってことでしょ?でしょ?
あと、よく一時間目から嫌いな数学があったなぁ。
物理とかもあった。化学も。当たり前だけど。
これだって、「寝なさい」ってことでしょ?違う?
違うか・・・・・・。
でも、実は私は苦しんでいたんですね。
「起きてなきゃ、起きてなきゃ」って思うのに、そして友達も腕をつついたりつねったりして起こしてくれるのに、どうしても眠くて、机につっぷして爆睡してしまう。それだけ睡魔が激しかったんです。
今思うと、なんか「ビョーキ」に近かった気もする。
まさに、ちょっとした適応障害みたいなものだったのかも。
そ。高校時代の私ってば、劣等感のカタマリだったし、色々と微妙な時代でした。
リアルに毎日がつまらなかった。居場所がない感覚もありました。
でも、眠りに逃げるほど悩みもいっぱいあったけど、遠い記憶になれば、全てが美しい思い出。
時間という絵の具は過去を美しくしてくれるんですね。
「もっと、楽しめばよかったね。もっと色々やれることがあったよね。
あのころ、あんなに若くて可愛かったのに、私たち」
と、今では旧友としみじみ振り返る、ただただ寝ていただけみたいな高校時代。
いや、もちろん普通に男の子とつきあったり、友達と遊んだり、スキーに行ったり、部活(演劇部)とかも楽しみましたけどね。
いわゆる学校生活なんかうすらぼんやりとしか覚えていない。なにしろ寝てましたから(しつこい)。
優等生でもなく、それでいて頭でっかちで、運動神経なしで、先生にも叱られてばかりだった私。
しかもその理由も取るに足らないもの。
居眠り以外でも、
ノートを忘れて叱られる。
制服のスカートが短かすぎると叱られる。
授業中、教科書の余白に漫画を描いていて叱られる。
(校則も厳しかったんですね)
それでいて、不良チックに悪いことをする勇気はなし。
中途半端で、ただ要領が悪いだけで叱られてたというわけです。
そのせいで、ほとんどの先生のことも大嫌いでした。
私が好きだった、今は亡き理解ある先生からは
「あなたみたいな人は、劇団に入るとか、何か一般的な道じゃないほうがいいかもね」
なんて言われましたが・・・。
品行方正なイイお嬢さん路線しか頭にないうちの親にとっては、そんなことは、アウトオブ問題の極致です。
それだけうちはとても厳しくて(時代も昭和、今とは違いますけどね)、本質がキテレツな私は、親からの締め付けもあっていよいよ眠くなるばかり。
(ちなみに先生はほとんど女性。校舎のとなりには「教師館」というものがあり、そこにお住まいの、生涯独身のクリスチャンの先生もたくさんいらした。
男の先生はみなお年の方ばっかりでした。見事なほどに。今はどうなってるのかなぁ?)
しかし、今は叱ってくれたその先生が今、さらにお年を召してもお元気でよかった・・・と心から思います。
叱られた意味が今になったよくわかるということもある。
でもいちばんには、今は本気で誰かを叱る(怒るじゃなく叱る。ここポイント!)人を見かけなくなったからです。
そして今本当によかったと思えるのは、私自身、閉塞感や悩みが山ほどあったり、挫折したりことが、歌詞を書くための力になっていると感じるからです。
ま、どれも今思えば甘っちょろいにもほどがある!んですが、あのころの私には、大きな悩みだったんです。若かったですからね。
深く悩んだ経験がなければ、悩んだり傷ついたりする心をまるごとわかることはない。だから私はよかったなと思うんです。
そういう意味でも、私の迷い多き高校時代は、すばらしき日々。
同期会、来年も行くぞ。
写真は、お年を召してもかくしゃくとしていらっしゃる、私を叱ってくださった先生方。感謝。
その高校の同期会が、先日あったのです。
同期会は毎年やっているのですが、私が出席したのは、たぶん8年ぶりぐらい。
そこで懐かしき同級生たちに会い、言われたことは。
「いや~、○○さん(私の本名)って、ホントよく寝てたよね~」
そう。私は今から約ン十年前の高校時代、授業中、ほとんど寝ていたんデス。
まず朝。
私たちの高校はキリスト教系(女子校)だったので、礼拝があったんです。
これが眠いんだなぁ・・・。
しかも、週に一回「沈黙の礼拝」、なんていうのがあるんですよ。
これって「寝なさい」ってことでしょ?
そして礼拝があるってことは、その分、普通の学校より早く行かなくてはならない。
うちからは学校まで45分位はかかったから、すなわち早起きして学校へ来ている。
これも「寝なさい」ってことでしょ?でしょ?
あと、よく一時間目から嫌いな数学があったなぁ。
物理とかもあった。化学も。当たり前だけど。
これだって、「寝なさい」ってことでしょ?違う?
違うか・・・・・・。
でも、実は私は苦しんでいたんですね。
「起きてなきゃ、起きてなきゃ」って思うのに、そして友達も腕をつついたりつねったりして起こしてくれるのに、どうしても眠くて、机につっぷして爆睡してしまう。それだけ睡魔が激しかったんです。
今思うと、なんか「ビョーキ」に近かった気もする。
まさに、ちょっとした適応障害みたいなものだったのかも。
そ。高校時代の私ってば、劣等感のカタマリだったし、色々と微妙な時代でした。
リアルに毎日がつまらなかった。居場所がない感覚もありました。
でも、眠りに逃げるほど悩みもいっぱいあったけど、遠い記憶になれば、全てが美しい思い出。
時間という絵の具は過去を美しくしてくれるんですね。
「もっと、楽しめばよかったね。もっと色々やれることがあったよね。
あのころ、あんなに若くて可愛かったのに、私たち」
と、今では旧友としみじみ振り返る、ただただ寝ていただけみたいな高校時代。
いや、もちろん普通に男の子とつきあったり、友達と遊んだり、スキーに行ったり、部活(演劇部)とかも楽しみましたけどね。
いわゆる学校生活なんかうすらぼんやりとしか覚えていない。なにしろ寝てましたから(しつこい)。
優等生でもなく、それでいて頭でっかちで、運動神経なしで、先生にも叱られてばかりだった私。
しかもその理由も取るに足らないもの。
居眠り以外でも、
ノートを忘れて叱られる。
制服のスカートが短かすぎると叱られる。
授業中、教科書の余白に漫画を描いていて叱られる。
(校則も厳しかったんですね)
それでいて、不良チックに悪いことをする勇気はなし。
中途半端で、ただ要領が悪いだけで叱られてたというわけです。
そのせいで、ほとんどの先生のことも大嫌いでした。
私が好きだった、今は亡き理解ある先生からは
「あなたみたいな人は、劇団に入るとか、何か一般的な道じゃないほうがいいかもね」
なんて言われましたが・・・。
品行方正なイイお嬢さん路線しか頭にないうちの親にとっては、そんなことは、アウトオブ問題の極致です。
それだけうちはとても厳しくて(時代も昭和、今とは違いますけどね)、本質がキテレツな私は、親からの締め付けもあっていよいよ眠くなるばかり。
(ちなみに先生はほとんど女性。校舎のとなりには「教師館」というものがあり、そこにお住まいの、生涯独身のクリスチャンの先生もたくさんいらした。
男の先生はみなお年の方ばっかりでした。見事なほどに。今はどうなってるのかなぁ?)
しかし、今は叱ってくれたその先生が今、さらにお年を召してもお元気でよかった・・・と心から思います。
叱られた意味が今になったよくわかるということもある。
でもいちばんには、今は本気で誰かを叱る(怒るじゃなく叱る。ここポイント!)人を見かけなくなったからです。
そして今本当によかったと思えるのは、私自身、閉塞感や悩みが山ほどあったり、挫折したりことが、歌詞を書くための力になっていると感じるからです。
ま、どれも今思えば甘っちょろいにもほどがある!んですが、あのころの私には、大きな悩みだったんです。若かったですからね。
深く悩んだ経験がなければ、悩んだり傷ついたりする心をまるごとわかることはない。だから私はよかったなと思うんです。
そういう意味でも、私の迷い多き高校時代は、すばらしき日々。
同期会、来年も行くぞ。
写真は、お年を召してもかくしゃくとしていらっしゃる、私を叱ってくださった先生方。感謝。
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プロフィール
HN:
森 由里子
HP:
性別:
女性
職業:
作詞家
東京都出身
J-POP、アニメ主題歌などこれまでに約800曲の楽曲をリリース。
※詳しい作品情報、新譜リリース情報等は公式HPにあります。
J-POP、アニメ主題歌などこれまでに約800曲の楽曲をリリース。
※詳しい作品情報、新譜リリース情報等は公式HPにあります。
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