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今日のオリンピック。女子ソフトボールの金メダル。素晴らしかったですね!!
日本中の誰もがきっと感動したことでしょう。

今日、この瞬間、あの金メダルをとるために、どれだけ練習して、どれだけ苦しい思いをしてきたんでしょう。あんなに投げた上野投手の肩は、どれだけ疲労しているか。私たちには計り知れないけど、大変な思いだったはず。
それは、どの競技に出場した選手たちでも同じでしょう。

そんなふうに、懸命に努力してひた走る人、何かに打ち込んでがんばっている人、純粋に夢を追いかけている人。そんな人たちを見るのが、私は好きです。

「ガラスの仮面」の主役、マヤも同じです。どうしてそんなにがんばれるの?というほど、芝居にのめりこみ、迷いなく全てを賭けている。

人は、そんな姿に圧倒され、感動してしまうからこそ、「ガラスの仮面」は長い期間、国民的な人気があるのだと思います。息もつかせぬほどのストーリー展開にも、登場人物のその姿勢があるからこそ、余計にひきつけられていくんではないでしょうか。

一昨日。森は、その「ガラかめ」の舞台を見てきました。

いやー、面白かった。いっときも飽きさせない濃密さ、テンポ感。ストーリーは、物語の初期だけにしぼっていたこともあり、冗漫さはまるでなし。思わず引き込まれてしまいました。
舞台の上でザーザー降る雨の中、熱演するずぶぬれのマヤちゃん(大和田美帆さん)。さすが蜷川幸雄さん演出です。

しかも、席は、原作者、美内すずえさんが取ってくださったため、ど真ん中の関係者席で、超ラッキーでした。

役者さんたちはみなさんぴったりでしたが、中でも夏木マリさんの月影先生はぴったりですごすぎ!
音楽劇だけあって歌も歌うのですが、夏木マリさんですから歌も上手。ってゆーか、少し月影先生より若い感じもしたけど、声も、歌も、あー、月影先生が歌うときっとこんな感じだろうなぁ、と思っちゃった。

舞台の音楽は、私もよくよくよ~く知っている、っていうか、私がその昔、プロデュースさせていただいた
美内さん原作の作品「アマテラス」イメージアルバムでも作曲をしてくださった寺島民哉さん。
いまや「ゲド戦記」など、大作アニメやドラマの劇伴音楽を多数手がけている作曲家の彼が担当。
寺嶋さんの音楽はドラマティックでスケール感もあるので、この舞台にぴったりでしたよ。

天才なのに、それに気づかないまま、この上なく必死で努力を続けるマヤ。
そして美貌と豊かな家庭環境に恵まれて生まれてなお、それに甘んじることなくハングリーに役者への道を突き進む亜弓の姿勢もカッコいい。

ふたりは、オリンピックに出場するアスリートのように、金メダルたる「紅天女」を演じることに執念を燃やします。

そして月影先生の、命を賭けて「紅天女」を演じる女優を育てようとする姿勢は、オリンピックにおける監督と言えるでしょう。

この舞台、あと少しで終わるけど、決して見て損はありません。
また舞台でこの続きが見たいと、美内さんにしつこくしつこくお伝えしてしまいました。

そうそう。お休みしていた連載も、再開されたそう。
花とゆめ」の別冊、買いに行かなくっちゃ。
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プロフィール
HN:
森 由里子
HP:
性別:
女性
職業:
作詞家
東京都出身
J-POP、アニメ主題歌などこれまでに約800曲の楽曲をリリース。

※詳しい作品情報、新譜リリース情報等は公式HPにあります。
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